「仕事」を通じて
人生が見える映像職業図鑑。
北海道の帯広で酪農経営する新村さんは、酪農界では異端児として有名だ。農家の4代目として生まれた彼は酪農という職業が嫌で嫌で仕方なかったという。しかし自分の代に変わったのをきっかけに今までの酪農経営を一新させる。彼のモットーは「牛は牛、人は人。牛舎に繋がれっぱなしで人間が餌をあげないと生きていいけないやり方ではなく自然放牧で自由に美味しくて安全な餌を食べられる環境を整備する。」だ。それは土台である土の研究から始まる。土の成分を分析し足らない栄養素やバクテリアを足したり、牛のフンから作った有機肥料を混ぜたりして土壌を毎年アップデートさせてきた。それにより質のいい牧草ができるようになった。質のいい牧草を食べた牛は質のいいミルクを作る。質のいい牧草を食べた牛の糞は質のいい肥料に変わる。まさに循環型の酪農だ。
このしんむら牧場の最高の牧草を食べたストレスフリーの牛から出るミルクは格別だ。しかし普通に今まで通り農協へ納品するとそのこだわりの牛乳も他の牧場のものとも混ざり販売され家庭に届くことになる。それが嫌で自社で独自の生産ラインを作り商品化、価格決定権は自分で持ち自社での販売も行っている。こちらはまさに高付加価値農業であり、これからの日本が目指していくべき酪農家の姿であると言える。
1971年北海道上士幌町生まれ。 1993年酪農学園大学卒業。 卒業後、別海、ニュージーランド、オーストラリアで放牧酪農を学び1994年家業の新村牧場に就農。 就農後、繋ぎ飼育から放牧酪農に転換。 2000年4月から、乳製品の加工販売を開始。ミルクジャム発売。 2000年6月 有限会社 十勝しんむら牧場を設立。 2005年5月、牧場内にカフェ クリームテラスを開店。牧場のショールームとして、お客様に牧場を身近に感じていただく。 2015年、豚を導入。山林放牧で健康な豚を飼育。2年以上の長期肥育により独自のブランド「山森野豚」を開発。 循環型農業から環境負荷の少ない持続可能な経営を実践。2020年3月 サウナグッズブランド「サウナモンスター」を立ち上げる。プロデューサーとしてサウナライフをより快適に楽しめるグッズを展開。 2020年 牧場を一望出来る丘にパノラマテラスを建設。山森野豚のステーキ、ソーセージ等をバーベキューで食べられる。 2021年2月 パノラマテラス横にミルクサウナを建設。牧場の空気、水、自然を体感できるサウナ。 2071年 人と自然が調和した新しいコミュニティ エコビレッジを牧場全体で展開。
Occupation picture book #0001 Dairy Farmer